16. 京都市洛西竹林公園|竹の美しさを感じる癒しの空間

概要
京都市洛西竹林公園は、竹をテーマにした珍しい公園で、約110種類の竹や笹が植えられた回遊式の生態園を有しています。園内には、京都の伝統工芸品である京銘竹を展示する「竹の資料館」や、子どもが遊べる広場も整備されています。また、応仁の乱ゆかりの百々橋や、織田信長が旧二条城の石垣に使ったとされる石仏群など、歴史的な遺構も点在しています。竹林浴や学習、レクリエーションの場として、多くの人々に親しまれています。
基本情報
- 住所
京都府京都市西京区大枝北福西町2丁目300−3 - 開園時間
9:00〜17:00 - 開園料金(竹風軒(茶室))
9:00~12:00
1:00~ 4:30 - 拝観料金
無料 - 拝観料金(竹風軒(茶室))
半日 4400円
茶器使用料 1回 2200円 - アクセス(電車)
- - アクセス(バス)
市バス「南福西町(竹林公園前)」徒歩5分
市バス「北福西町一丁目」徒歩15分 - 公式サイト
京都市洛西竹林公園
おすすめポイント
- 多種多様な竹の魅力に触れられる公園
50種類以上の竹が植えられた園内では、竹に関する知識やその美しさをじっくりと堪能できます。 - 自然に包まれた静かな散策路
竹林に囲まれた遊歩道を歩けば、爽やかな風と緑の光が心を癒してくれます。観光客も少なく穴場です。 - 竹に関する展示施設も併設
園内の資料館では竹の種類や用途、文化的な背景まで学ぶことができ、大人にも子どもにもおすすめです。
17. 西明寺|紅葉と静寂に包まれる高雄の隠れ寺

概要
西明寺は、京都市右京区に位置する真言宗大覚寺派の古刹で、「三尾の古刹」の一つとして知られています。平安時代の天長年間(824~834)に、弘法大師・空海の高弟である智泉大徳によって戒律道場として創建されました。鎌倉時代の建治年間(1275~1278)には我宝自性上人により中興され、後宇多法皇から「平等心王院」の号を賜り、神護寺から独立しました。戦国時代の兵火により焼失しましたが、慶長七年(1602)に俊正明忍律師によって再興され、現在の本堂は元禄十三年(1700)に桂昌院の寄進により再建されたものです。本尊の釈迦如来像や千手観世音菩薩像など、重要文化財を多数所蔵し、四季折々の自然美と静寂な環境が魅力の山寺です。
基本情報
- 住所
京都府京都市右京区梅ヶ畑槇尾町1 - 拝観時間
9:00〜17:00 - 拝観料金
大人:500円
小人:400円 - アクセス(電車)
JR嵯峨野線「花園」タクシー10分 - アクセス(バス)
JRバス「槙ノ尾」徒歩5分
市バス「高雄」徒歩10分 - 公式サイト
槙尾山 西明寺公式サイト|真言宗大覚寺派
おすすめポイント
- 人里離れた静かな環境で心癒される
市街地から少し離れた高雄に位置し、観光地の喧騒を離れてゆっくりと過ごせる穴場的存在です。 - 紅葉の名所として隠れた人気スポット
秋には境内や参道が紅葉に染まり、静けさの中で自然美を楽しめる贅沢な時間が流れます。 - 本堂の雰囲気が穏やかで落ち着く
茅葺屋根の本堂はどこか懐かしく、静かに座っているだけで心が洗われるような空間が広がっています。
18. 嵯峨野トロッコ列車|四季の自然を感じるノスタルジックな旅

概要
嵯峨野トロッコ列車は、京都の嵯峨嵐山から亀岡までの約7.3kmを結ぶ観光列車で、保津川沿いの美しい自然景観を楽しめることで知られています。この路線は、JR山陰本線の複線化に伴い使用されなくなった旧線路を活用しており、片道約25分の旅程です。列車はディーゼル機関車が牽引し、5両編成の客車で構成されています。特に5号車の「リッチ号」は窓ガラスのないオープン車両で、風や光、音を直接感じられる開放的な乗車体験が可能です。車内は木製の椅子や裸電球が配置され、レトロな雰囲気を醸し出しています。春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、四季折々の風景が楽しめるのも魅力です。1991年の開業以来、京都観光の名物として多くの人々に親しまれています。
基本情報
- 住所(トロッコ嵯峨駅)
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町 - 運行時間帯
9:00~20:00
※時期によって異なる - 運賃(片道)
大人:880円
小児:440円 - アクセス(電車)
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」徒歩5分
京福電鉄嵐山本線「嵐電嵯峨」徒歩5分
阪急電鉄嵐山線「嵐山駅」徒歩20分 - 公式サイト
トロッコ列車: 嵯峨野観光鉄道
おすすめポイント
- 保津川沿いの絶景を楽しめる人気列車
トロッコ列車は嵐山〜亀岡間をゆっくり走り、渓谷や川の景色を車窓から満喫できます。 - 春は桜、秋は紅葉が沿線を彩る
四季ごとに変化する自然の風景は、どの季節も美しく、特に桜や紅葉の時期は絶景が広がります。 - ノスタルジックな雰囲気が魅力
レトロな車両と木造の駅舎は、まるで昔の旅を体験しているような懐かしい空気を演出してくれます。
19. 渡月橋|嵐山のシンボルと四季折々の風景

概要
渡月橋は、京都市右京区の嵐山に架かる全長約155メートルの橋で、桂川にかかる景観の美しさから京都を代表する観光名所の一つです。平安時代に僧・道昌が架橋したのが始まりとされ、現在の橋は1934年に完成した鉄筋コンクリート製で、欄干には木材が使われており、周囲の自然景観と調和しています。「渡月」の名は、鎌倉時代、亀山天皇が橋の上を月が渡っていく様を見て詠んだ言葉に由来します。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の美しさを楽しめる名所で、多くの観光客に親しまれています。映画やドラマの撮影地としても頻繁に登場します。
基本情報
- 住所
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町1−5 - 拝観時間
- - 拝観料金
- - アクセス(電車)
嵐電京福線「嵐山」徒歩2分
阪急電鉄「嵐山」徒歩8分
JR嵯峨野山陰線「嵐山」徒歩11分 - アクセス(バス)
市バス「嵐山公園」徒歩1分
京都バス「嵐山公園」徒歩1分
市バス「嵐山」徒歩3分
京都バス「嵐山」徒歩3分 - 公式サイト
-
おすすめポイント
- 嵐山を代表する風景として有名
桂川にかかる橋とその背景に広がる山並みは、京都らしい情緒ある風景として多くの人に親しまれています。 - 桜や紅葉の時期には絶好の撮影スポットに
橋周辺の桜や紅葉が季節ごとに彩りを変え、写真映えするスポットとしても人気です。 - 夕暮れやライトアップ時も幻想的
日が沈む時間や夜のライトアップでは、昼とは違ったロマンチックな雰囲気が楽しめます。
20. 竹林の小径|静けさと美しさが広がる幻想的な竹の道

概要
竹林の小径は、京都市右京区の嵐山エリアに位置する風情ある散策路で、野宮神社から大河内山荘へと続く約400メートルの道を、美しい竹林が覆い尽くします。空高く伸びる青竹が風に揺れ、サラサラと鳴る音は「日本の音風景100選」にも選ばれており、訪れる人に静謐で幻想的な雰囲気を与えます。朝や夕方の光が竹林を透かす時間帯には特に美しく、観光客だけでなく写真家やアーティストにも人気のスポットです。周辺には天龍寺や嵐山公園もあり、自然と歴史文化が融合した散策コースとして国内外から高い評価を受けています。
基本情報
- 住所
京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町 - 拝観時間
- - 拝観料金
- - アクセス(電車)
嵐電京福線「嵐山」徒歩10分
JR嵯峨野山陰線「嵯峨嵐山」徒歩13分
阪急電鉄「嵐山」徒歩21分 - アクセス(バス)
市バス「野々宮」徒歩7分
京都バス「野々宮」徒歩7分
市バス「嵯峨小学校前」徒歩9分
京都バス「嵯峨小学校前」徒歩9分
市バス「嵐山天龍寺前(嵐電嵐山駅)」徒歩10分
京都バス「嵐山天龍寺前(嵐電嵐山駅)」徒歩10分 - 公式サイト
-
おすすめポイント
- まっすぐに伸びる竹が作る絶景のトンネル
道の両側に生い茂る竹が風に揺れ、まるで別世界にいるかのような幻想的な風景が広がります。 - 朝や夕方の時間帯は特に静かでおすすめ
観光客の少ない時間帯には、鳥のさえずりや竹の音が響く、癒しの空間を独り占めできます。 - 周辺には寺院や名所も点在
近隣には天龍寺や野宮神社などもあり、嵐山エリアの散策と組み合わせて楽しめる絶好の立地です。
まとめ|右京・西京で自然と歴史が響き合う旅を
京都市右京区・西京区は、古都の歴史に触れながら自然の美しさも堪能できる、京都でも特に風情豊かなエリアです。嵐山や天龍寺などの名所はもちろん、竹林や保津川沿いの風景、静寂に包まれた神社仏閣など、訪れるたびに新たな発見があります。また、四季折々の風景が楽しめることも魅力のひとつで、春の桜、夏の青もみじ、秋の紅葉、冬の静けさと、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。今回ご紹介した20の観光名所をめぐれば、京都の奥深さをきっと実感できるはず。都会の喧騒を離れ、ゆったりとした時間を楽しむ旅に、ぜひ右京・西京エリアを加えてみてください。