はじめに|自然と歴史が織りなす京都西部
「右京区・西京区でおすすめの観光スポットはどこ?」と迷っている方もいるのではないでしょうか。京都市の西側に位置する右京区・西京区は、中心部の喧騒を離れて、自然と歴史が豊かに残る魅力的なエリアです。嵐山や嵯峨野といった有名観光地に加え、静けさに包まれた古刹や、四季折々の美しい景色が楽しめる庭園、文化を感じる穴場スポットなど、見どころが満載。自然を楽しみながら、京都らしさをじっくり味わえる地域として、国内外から多くの旅行者が訪れています。この記事では、そんな右京区・西京区から特におすすめの観光名所20選を厳選してご紹介。これから京都旅行を計画している方々にとって、充実した観光プランを作るための参考としてお役立ていただける情報をお届けします!京都の魅力が詰まったスポットを、ぜひ訪れてみてください。
1. 車折神社|願いを叶える“パワーストーン神社

概要
車折神社は、京都市右京区嵯峨にある神社で、平安時代後期の儒学者・清原頼業公を御祭神としています。頼業公の学識と誠実な人柄により、学業成就や商売繁盛、金運、良縁成就などのご利益があるとされています。また、約束を違えない神としても信仰されています。境内には、芸能の神・天宇受売命を祀る「芸能神社」があり、多くの芸能人が参拝し、奉納された玉垣が並びます。さらに、願いを込めた「祈念神石」を持ち帰り、成就後に感謝の石を納める独自の風習があります。桜の名所としても知られ、春には多くの参拝者で賑わいます。
基本情報
- 住所
京都府京都市右京区嵯峨朝日町23 - 拝観時間
9:30〜17:00 - 拝観料金
無料(境内自由) - アクセス(電車)
嵐電京福線「車折神社」徒歩すぐ - アクセス(バス)
市バス「車折神社前」徒歩すぐ
京都バス「車折神社前」徒歩1分 - 公式サイト
車折神社
おすすめポイント
- 芸能人も訪れる人気の神社
多くの芸能人や著名人が参拝に訪れることで知られ、境内には名入りの玉垣がずらりと並びます。 - 願いが叶うと話題の「祈念神石」
授与された石に願いを込めて持ち歩くと叶うとされ、リピーターも多いアイテムです。 - 嵐電「車折神社駅」すぐの好立地
アクセスが便利で、観光ルートにも組み込みやすく、時間がない時でも気軽に参拝できます。
2. 芸能神社|芸能の成功と表現の神を祀る

概要
芸能神社は、京都市右京区の車折神社境内にある末社で、昭和32年に創建されました。御祭神は天宇受売命で、神話において天照大御神を岩戸から導き出した舞を披露したことから、芸能・芸術の祖神として崇敬されています。境内には、芸能人や芸術家が奉納した朱塗りの玉垣が約4,000枚並び、プロ・アマ問わず芸道向上や成功を祈願する場として知られています。また、オーディション合格や公演成功、ヒット祈願など、芸能・芸術分野でのご利益を求めて多くの参拝者が訪れています。芸能神社は、京都の芸能文化を支える重要な信仰の場となっています。
基本情報
- 住所
京都府京都市右京区嵯峨朝日町23 - 拝観時間
9:30〜17:00 - 拝観料金
無料(境内自由) - アクセス(電車)
嵐電京福線「車折神社」徒歩すぐ - アクセス(バス)
市バス「車折神社前」徒歩すぐ
京都バス「車折神社前」徒歩1分 - 公式サイト
芸能神社
おすすめポイント
- 芸能・芸術関係者に人気の神社
車折神社の境内にある摂社で、演劇・音楽などの分野で活躍する人々から厚く信仰されています。 - 赤い玉垣に名前が並ぶ光景が圧巻
境内には著名人の名前が刻まれた玉垣が並び、ファンにとっても楽しめる見どころです。 - 自己表現力アップのご利益も
芸事の上達だけでなく、自己表現力や人前での魅力発揮にも力があるとされています。
3. 御髪神社|日本唯一の“髪の神様”に願う

概要
御髪神社(みかみじんじゃ)は、京都市右京区嵯峨野の小倉山麓に鎮座する、日本で唯一「髪」を祀る神社です。御祭神は、鎌倉時代に日本初の髪結い職を始めたとされる藤原采女亮政之公で、理容・美容業の始祖として崇敬されています。境内には、参拝者が髪を献納する「髪塚」があり、髪の健康や美容業の繁栄を祈願する場となっています。また、毎年4月と11月の大祭では、業祖感謝祭と髪供養が行われ、髪に感謝を捧げる伝統行事が継承されています。理美容業界関係者だけでなく、髪に関心を持つ多くの人々が訪れる神社です。
基本情報
- 住所
京都府京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町10 - 拝観時間
0:00〜24:00
※社務所は 9:00〜16:00 - 拝観料金
無料(境内自由) - アクセス(電車)
京福嵐山線「嵐山」徒歩15分
JR山陰本線「嵯峨嵐山」徒歩20分
阪急嵐山線「嵐山」徒歩25分
嵯峨観光鉄道「トロッコ嵐山」徒歩すぐ - アクセス(バス)
市バス「嵯峨小学校前」徒歩9分
市バス「野々宮」徒歩10分 - 公式サイト
御髪神社
おすすめポイント
- 理美容関係者に厚く信仰される神社
理容業の祖・藤原采女亮政之を祀り、全国の美容師や理容師が訪れる聖地です。 - 発毛・育毛祈願に訪れる人も多い
薄毛対策や健康な髪の維持を願って訪れる参拝者も多く、絵馬には多くの願いが書かれています。 - 嵐山の自然に囲まれた静かな社
竹林と山々に囲まれた環境で、訪れるだけで心が癒されるような静けさがあります。
4. 松尾大社|酒の神を祀る古社で厄除と開運を

概要
松尾大社は、京都市西京区に鎮座する神社で、大宝元年(701年)に秦忌寸都理が創建したと伝えられています。主祭神は大山咋神と中津島姫命で、特に大山咋神は山城・丹波の開拓神として崇敬されてきました。平安時代には皇城鎮護の神とされ、また、秦氏の酒造技術と結びつき、酒造の神としても信仰を集めています。境内には、酒造業者が奉納した酒樽が並び、湧水「亀の井」は醸造に使うと酒が腐らないと伝えられています。また、松風苑と呼ばれる三つの庭園や、春に咲き誇る山吹の花など、自然美も楽しめる神社です。
基本情報
- 住所
京都府京都市西京区嵐山宮町3 - 拝観時間
(平日・土曜)9:00~16:00
(日曜・祝日)9:00~16:30 - 拝観料金
無料(境内自由) - 拝観料金(庭園・神像館共通)
大人:500円
学生:400円
子供:300円 - アクセス(電車)
阪急電鉄嵐山線「松尾大社」徒歩3分 - アクセス(バス)
市バス「松尾大社前」徒歩3分
京都バス「松尾大社前」徒歩3分 - 公式サイト
松尾大社 - MATSUNOO TAISHA
おすすめポイント
- 日本最古の酒造神社として有名
酒造りの神様を祀り、全国の蔵元や飲食業者から信仰されています。境内には酒樽が並びます。 - 「山吹の名所」として春は花の絶景
春になると境内に黄色い山吹の花が咲き誇り、華やかで上品な風景を楽しめます。 - 亀の形をした石や井戸など見どころ多数
霊亀石や亀の井など、縁起の良いモチーフが多く、散策しながら発見を楽しめます。
5. 広隆寺|京都最古の寺院で国宝と出会う

概要
広隆寺は、京都市右京区太秦に位置する真言宗系単立の寺院で、603年(推古天皇11年)に渡来系氏族の秦河勝が聖徳太子から賜った仏像を本尊として創建した、京都最古の寺院です。別名として蜂岡寺、秦公寺、太秦寺などがあり、聖徳太子信仰の中心地としても知られています。本尊の弥勒菩薩半跏思惟像(宝冠弥勒)は、飛鳥時代の作とされ、日本初の国宝指定を受けた仏像で、その優美な微笑みは「アルカイックスマイル」と称されます。また、桂宮院本堂(国宝)や、奈良から鎌倉時代にかけての仏像を多数安置する霊宝殿も見どころです。毎年10月に行われる「牛祭」は、鞍馬の火祭、今宮神社のやすらい祭とともに京都三大奇祭の一つとして知られています
基本情報
- 住所
京都府京都市右京区太秦蜂岡町32 - 拝観時間
(3月~11月)9:00~17:00
(12月~2月)9:00~16:30
(元旦) 10:00~16:30 - 拝観料金
大人 :1000円
高校生 :500円
小・中学生:400円 - アクセス(電車)
嵐電嵐山本線「太秦広隆寺」徒歩1分 - アクセス(バス)
市バス「太秦広隆寺前」徒歩1分
京都バス「太秦広隆寺前」 - 公式サイト
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おすすめポイント
- 聖徳太子ゆかりの寺として知られる
飛鳥時代創建の古刹で、聖徳太子の信仰を今に伝える、深い歴史を持った寺院です。 - 国宝「弥勒菩薩半跏像」が有名
美しい微笑みと静かな表情が印象的な弥勒菩薩像は、仏像ファン必見の名作です。 - 落ち着いた境内で静寂に包まれる
観光客が比較的少ないため、ゆったりと仏教の世界に浸ることができます。